労働保険・社会保険の手続き、就業規則の作成、助成金の申請などは、社会保険労務士が代行しなくても会社で時間と手間をかければ行うことができます。
しかし社会保険労務士に依頼することによって様々なメリットがあります。
1. 迅速、正確に事務処理を行うことができる
社会保険労務士に依頼するとコストが発生します。
しかし社会保険労務士に依頼することによって労働保険・社会保険で分からないことについて調べる時間がなくなり、迅速に正確に事務処理を行うことができます。
2. 労務関係のコストを削減できる
労務関係の従業員を雇った場合にはその人に対する給料の他に
社会保険料などの福利厚生費もかかります。
しかし社会保険労務士に依頼すると従業員を雇うよりも安い金額で労働保険・社会保険の事務手続きを行うことができ、また給与計算を行うことができます。
3.最新の法律に対応できる
社会の変化により労働関係の法律や社会保険関係の法律は頻繁に改正されます。
社会保険労務士に依頼することにより法律改正に迅速に対応できるため会社の被る不利益を防止したり会社にとって有用な情報を手に入れたりすることができます。
4.本業の業務に専念できる
会社の労働保険・社会保険の手続きや給与計算などは会社の本来の業務とは関係ない業務ですが、必ず行わなければならない手続きです。
社会保険労務士に依頼することにより複雑で面倒な手続きから開放され本来の業務に専念することができます。
5. 会社の様々なリスクを回避、軽減できる
会社を経営していると様々なトラブルが生じてきます。
労働問題、労災、人事問題など、様々なトラブルが起きる前に社会保険労務士に事前に相談することによってリスクを回避することが可能です!
また、トラブルが起きた場合でも速やかにトラブルを解決することができます。
偽社会保険労務士に注意
労働社会保険に関する申請書等の作成及び届出の業務や労働社会保険法令に基づく帳簿書類の作成業務などについて、業として行えるのは、社会保険労務士法により社会保険労務士の資格を付与された社会保険労務士(法人)だけです。
アウトソーシング等を行う法人組織、経営コンサルティング会社等の無資格者や、労務管理士などと称していても社会保険労務士でないものが上記の業務を行えば、社会保険労務士法違反となります。
また、無資格者が、労働社会保険諸法令に基づく申請書等及び帳簿書類を作成する機能を備えた給与計算システム等を使用することも同様に社会保険労務士法違反です。最近では、社会保険労務士以外の者が助成金申請に絡んだトラブルが多発しています。
国家資格者である社会保険労務士は、社会保険労務士証票及び都道府県社会保険労務士会会員証など身分を証明するものを所持しています。
社会保険労務士証票には登録番号があります。もし不安ならば本当に社会保険労務士の登録をしているかどうか社会保険労務士会に照合してみてください。