日々の業務をする中で、以前よりも社員さんと会社でのトラブルが増えているように思います。
実際に厚労省のデータで見ても、労働紛争の件数は毎年増加しています。
最近は、いじめ・嫌がらせの相談件数が増えており、いわゆるパワハラ対策が必要ですね。
では、どうすれば良いのでしょう?
弊社の理念は【幸せづくりのパートナー】であり、
経営者も社員もご家族も幸せを感じられるような支援を心がけています。
そのために重要なのは【やり方】と【あり方】だと思います。
【やり方】とは、簡単に言うと仕組みづくりであり、就業規則やルールブック、人事評価制度等がこれにあたります。
また、【あり方】とは、経営者として、上司として、同僚や先輩・後輩として、どのように接するのが良いか、会社や仲間のために自分が出来ることは何だろうと考えて行動することがこれにあたります。
今回は、その中でも【就業規則】についてです。
就業規則とは?作成のメリットは?
就業規則は何のために作るのでしょうか?
労働基準法で作成届出義務があるからでしょうか?
※事業所ごとに10人以上の労働者がいる場合届出義務があり、
未届けの場合は30万円以下の罰則があります
もちろん、法律を守るという意味もありますが、ぜひ、会社を守るためと考えていただきたいです。
労働基準法によって労働者は守られていますが、会社を守ってくれる法律はあまりありません。
様々な争いはルールが曖昧であることに原因があることが多いです。
法律を扱うテレビ番組で弁護士の方の意見が分かれるのは、日本の法律が曖昧に作られていることが多く、
個別の問題は裁判で決着するというのが前提です。
しかし、日常の業務の中で、何か問題が発生する度に裁判となっては身が持ちません。
だからこそ、ルールを明確にして争いが起こりにくいような仕組みづくりが必要です。
例えば、有給休暇のルールは、今は誰もが知っていることですし、
知らなかったとしてもネット検索すればたくさんの答えが見つかります。
もし、就業規則に定めが無かったらどうでしょう?
法律では労働者の権利として記載されています。
例えば、無断欠勤されても、後から社員に「有給休暇で処理してください」と言われた場合はどうなるのでしょう?
一方で、就業規則に『始業前までに電話連絡する(LINE等で一方的に申請することは禁止)』等、有給休暇のルールをきちんと定めることによって、会社を守れることになります。
就業規則を作るメリット
●何かあったときに備える
何か問題が発生した場合に、まず見る(見られる)のは就業規則です。その時にそれに対する備え(就業規則への記載)が無いと、労働者側は労働基準法によって守られているので、会社側は不利な立場になりやすいです。その対策として非常に有効です。上記の有給休暇の例がまさにこれにあたります。
●職場環境向上のため
こんな会社を目指したい!みんなでルールを守ろう!働きやすい環境づくりにみんなで取り組もう!といった内容を記載して、働く意義や目的を明確にします。経営者も社員も全員が同じ目標に向かって共に成長することで、生産性向上に有効です。
●助成金を受給するため
弊社は助成金を活用してより良い会社づくりが得意業務です。ただ、多くの助成金は就業規則に助成金受給のための要件が記載されていないといけない、就業規則と実態とが合っていないと受給できないといったことがあります。だからこそ、ひな形を参考に作るのではなく、しっかり会社の実態に合ったものを作成する必要があります。助成金はもらうことが目的ではなく、その使い道が大事であり、環境整備や懇親会等に活用して社員のモチベーションアップにつなげるのも良いでしょう。
ルールブックとは
ルールブックとは、就業規則には載っていないことを補完する、職場の本当の働き方を記載したものです。
社内では当たり前になっていても、新入社員にとっては当たり前ではないルールはありませんか?
社内で常識となっていることを職場風土といいます。
例えば、有給休暇を取得するとき。
・何日前までに
・どのように申請するか
までは就業規則に書いてあるかもしれません。
ただし、実際に有給を取る場合は、
・仕事の日程を調整する
・職場の同僚や上司への引き継ぎや申し送り
などをする必要があります。
もし何もしないまま休んでしまったら、職場の仲間に迷惑がかかってしまいますよね。
何度も申請したことがある人なら、有給の申請と同時にこなしてしまうかもしれません。
しかし、新入社員はどうでしょう?
同じことができるでしょうか?
このように「本当の働き方のルール」として、
実際しなければならないやり取りを誰もができるように記載するのがルールブックです。
▶活用例
・朝礼で、経営理念を唱和する
・入社時説明、新入社員研修
・社員研修
・日々の指導要領として
・業務管理のチェックリスト
・質問の多い事項の就業規則の抜粋ページを作る
など、幅広く活用できます。
あなたの会社の従業員は、会社の経営理念を知っていますか?
社員誰もが当たり前に会社の理念を理解していたら、その会社は同じベクトルで目標に向かっていけます。
社員誰もが当たり前に会社・社員・お客様にとってよい行動を取れたら、
その会社は働きやすい会社になり、お客様にも信頼される会社になるでしょう。
社員必携の書として、それぞれの会社にあった作成・活用を行っていきましょう!
料金表−就業規則
●就業規則「梅」コース
料金
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220,000円(税込) |
解決したい課題
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・労働基準法(就業規則)違反を是正したい。 |
内容
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・規程の種類は6種類まで選択できます。 |
備考
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・面談回数は1回(2時間)とし、面談回数は追加しません。 |
●就業規則「竹」コース
料金
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385,000円(税込) |
解決したい課題
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・モンスター社員対策をしたい。 ・残業代請求対策をしたい。 ・メンタルヘルス対策をしたい。
・様々な助成金申請に対応したい。 |
内容
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・モンスター社員から会社を守ることが目的です。 最近多いメンタルヘルス対策も行います。 ・「固定残業手当」制度導入を盛り込み、残業代対策を行います。 ※従業員数が20名以上の場合、1人につき別途5,000円費用が発生します。 ・規程の種類は9種類まで選択することができます。 ・従業員説明会を実施し、就業規則の導入のいきさつ・目的及びおおまかな内容について説明を行います。 |
備考
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・面談回数は3回(1回あたり2時間まで) ・従業員への説明会実施は、1回分のみ費用に含みます。 別途費用が発生します。 |
●就業規則「松」コース
料金
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550,000円(税込) |
解決したい課題
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・社長と従業員の思いを共有したい ・残業代請求対策をしたい ・様々な助成金申請に対応したい |
内容
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・従業員と会社が共同して就業規則を作成していくコースです。 ・「固定残業手当」制度導入を盛り込み、残業代対策を行います。 ※従業員数が20名以上の場合、1人につき別途5,000円費用が発生します。 ・規程の種類は12種類まで選択することができます。
・従業員説明会を実施し、就業規則の導入のいきさつ・目的 |
備考
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・面談回数は5回(1回あたり3時間まで) ※面談回数を追加、時間を延長する場合には別途費用が発生します。 ・従業員への説明会実施は、1回分のみ費用に含みます。 別途費用が発生します。 |
お問い合わせは↓
社会保険労務士法人LaLaコンサルティング
☎0766-50-8781